皆さんは、RAZE(レイズ)という投資サービスを聞いたことがありますか?
RAZE(レイズ)とは、「完全自動で毎日5万円の利確」というキャッチコピーの投資サービスです。
紹介ページには、「大手証券会社公認の0.0秒判断で利益が確定」といった、興味深い内容が記載されていました。
そこでこの記事では、RAZE(レイズ)が具体的にどういった投資サービスなのかや、開発者として紹介されている佐久間陽翔という人物の経歴、詐欺の可能性などを徹底検証していきます。
ネットやSNS上での口コミや評判も調べていくので、投資に興味のある方は最後までお付き合いください。
RAZE(レイズ)とはどんなサービス?

RAZE(レイズ)とは、「完全自動で毎日5万円の利確」というキャッチコピーの投資サービスであり、佐久間陽翔という人物が開発した投資システムです。
紹介ページには、「完全自動」「経験や知識は不要」など、少し怪しい文言で紹介されていました。
紹介ページの内容をまとめると以下の通りです。
- スマホだけで完結する
- 経験や知識は不要
- 安心のサポートサービス
- 大手証券会社公認のシステム
- 完全自動の投資システム
- 月利45%実現
- 毎日5万円の利益が目指せる
- 完全無料の先行モニターを募集
記載されている内容がすべて本当ならば、夢のようなサービスです。
ですが、流石にこれ程の内容を鵜吞みにはできません。

AIを利用した自動売買というのは詐欺被害の多いサービスですし、特に最後の「完全無料の先行モニターを募集」というのが、疑わしく思えます。
RAZE(レイズ)の稼ぎ方はどういったもの?


RAZE(レイズ)の紹介ページを見ていくと、どうやら投資による資産運用をAIによるシステムに任せることで、完全自動で利益を出していくというのが、RAZE(レイズ)のサービス内容みたいです。
とはいえ、一言に投資による資産運用といっても、仮想通貨・株式・FXとその種類は多種にわたります。
RAZE(レイズ)のシステムはFXを利用する
RAZE(レイズ)のサービス内容は、FX市場を利用した完全自動取引システムを使っての、資産運用サービスとなります。
そのシステムはスマホ1つで完全に管理でき、システムの起動はもちろん資産運用を管理できるポータルサイトもスマホ対応しているので、パソコンを持って無くても安心です。
RAZE(レイズ)は自動売買FXというサービス
RAZE(レイズ)のシステムは自動売買FXというサービスの一種であると考えられます。
自動売買(システムトレード)とはFXのプロが作った自動的にFXの売買をしてくれるシステム(プログラム)のことを言います。
FXは株式投資と違い、土日以外の24時間常に値動きを繰り返している市場なので、市場の監視とアプローチしたい取引タイミングでの売買を、システムに任せるというサービスです。
自動売買FXには大きく分けて3種類あり、リピート型・選択型・設定型と別れます。
設定型は知識や細かい設定が必要なので、上級者向けと言えるでしょう。
RAZE(レイズ)では紹介ページ内にて、「完全放置」や「判断ゼロ・操作ゼロ」という文言があるので、自動売買FXの選択型にあたるサービスだと思われます。
リピート型
リピート型の特徴は、設定がシンプルで分かりやすくカスタマイズもしやすいことであり、デメリットは急激な為替相場の変動には強くないので、定期的にチェックが必要な事。
選択型
選択型の特徴は、活用したいものを選んだあとは基本的に放置で良いことであり、デメリットは投資の勉強が身に付きにくく、細かい設定ができない事。



RAZE(レイズ)の紹介ページには、「初期設定は専門スタッフが代行するので後は完全放置でOK」という記載があるので、おそらく選択型のサービスに分類されると思われます。
RAZE(レイズ)の実績確認
RAZE(レイズ)の紹介ページには、システムの信頼性を保証するような根拠となる項目がいくつか紹介されていました。


その1つが紹介ページ内で何度も記載がある、大手証券会社公認という文言です。
だだし、具体的にどこの証券会社の公認があるのかなどの記載がなく、少々根拠に欠ける気もします。



大体、こういった自動売買システムに証券会社がわざわざ公認を出すものでしょうか?
ちょっと納得いかない記載です。


上の表は、RAZE(レイズ)の公式ページにて紹介されているバックテストデータ、つまり過去の値動きを元にしてもしRAZEのシステムを稼働していたとしたら、どれだけの利益が発生したかという仮想の稼働データです。
運用資金は1万ドル(140万円)で始めて1年後に約5万ドル(約720万円)になったとのことですので、上の結果が本当なのであれば、中々優秀なシステムと言えるでしょう。
ドローダウンは、株式やFXなどの資産運用において、評価損(損失)が発生し、資産総額が減少することをいいます。
売買システム(システムトレード)のリスクを見る指標の一つで、集計期間内の最大利益(累積利益)のピークからの落込幅(下落率)を指し、またその最大値を「最大ドローダウン」と言います。



一般的にドローダウンの許容値は30%~40%と言われているので、保有期間にもよりますが16%というのは信じがたい結果と言えるでしょう。


最後に、RAZE(レイズ)は上記のメディアで取り上げられたことがあるそうです。
どれもオンライン上の新聞やニュースによるメディアがあげられているのですが、記事内容の確認ができませんでした。



紹介されているどの根拠も、少し弱い印象がありますね。
RAZE(レイズ)の開発者である佐久間陽翔とは?


次に、RAZE(レイズ)の開発者である佐久間陽翔という人物について解説していきます。
RAZEの紹介ページでは、佐久間氏の簡単なプロフィールが紹介されていました。


プロフィールの内容をまとめると、以下のようなことが分かります。
- 元エンジニア
- アルゴリズムトレーダー
- MetaTrader4/5アルゴリズム構築スキル保有
- 投資コンサルティングやシステム開発に従事
- 国内外複数のシステム開発実績
アルゴリズムとは、特定の問題を解く方法や目標を達成する方法を示した一連の手順・計算方法を指すので、「アルゴリズムトレーダー」はシステム的な構築をしてトレーディングを行う投資家であるという意味。
MetaTraderとは、外国為替証拠金取引の為に設計された無料の取引プラットフォームなので、「MetaTrader4/5アルゴリズム構築スキル」とはMetaTrader4・5を利用したシステム構築が可能という意味なのでしょう。



具体的な資格や企業に所属していたという情報はなく、本人らしきSNSも確認できませんでした。
RAZE(レイズ)の特商法に基づく表記


次に、RAZE(レイズ)の特商法に基づく表記を確認していきます。
紹介ページの一番下には、特商法に基づく表記の記載がありました。
販売者名 | 鈴木商事株式会社 |
---|---|
代表取締役 | 鈴木 正二 |
所在地 | 〒513-0809 三重県鈴鹿市西条6丁目96天神ビル3C |
電話番号 | 050-1724-0003 |
メールアドレス | azone.jimukyoku@gmail.com |
受付時間 | 12時〜19時(土日祝休み) |
特商法の表記には、運営会社名・代表者名・所在地・連絡先の4項目の記載が義務付けられており、RAZEにはすべての項目がしっかりと記載されています。



メールアドレスがフリーメールなことは少し気になりますが、特商法に基づく表記はしっかりとされているようです。
RAZE(レイズ)の口コミや評判


次に、RAZE(レイズ)の口コミや評判をSNSやネット上で調べて、利用者による体験談などを調べてみました。


しかし残念ながら、SNSでRAZEのユーザーらしき書き込みを見つけることができませんでした。


また、ネットで検索した所、こちらもサービス利用者らしき評判を見つけることができず、この記事と同じような詐欺検証の記事ばかりがヒットしました。



記事の中身も確認しましたが、残念ながらネガティブな内容がほとんどです。
【まとめ】RAZE(レイズ)の副業は詐欺の可能性があり怪しいので注意
この記事では、RAZE(レイズ)が具体的にどういった投資サービスなのかや、開発者として紹介されている佐久間陽翔という人物の経歴、詐欺の可能性などを紹介しました。
特商法に基づく表記がしっかりと記載されて点や、開発者である佐久間陽翔氏が顔出しで広告に出ていた点は評価できたのですが、システムの詳細を説明していない点やSNSやネット上で利用者による書き込みが見つからない点から、有益なシステムである根拠が弱いと言わざる得ません。
少なくとも、利用者によるポジティブな書き込みが確認できるまでは、様子見に徹すべきでしょう。
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