皆さんは、マスターズバンク(Masters Bank)という投資サービスを知っていますか?
マスターズバンクは、「毎月20%ずつ資産が増える」というキャッチコピーの投資サービスです。
紹介ページでは、銀行に預けているお金をマスターズバンクに10万円預けるだけで、1年で90万・2年で800万・3年で7000万になるという紹介がされています。
そこで今回は、このマスターズバンクという投資サービスが具体的にどういったサービスなのかや、開発者の甲斐雅人とはどのような経歴の持ち主なのかを徹底調査していきます。
口コミや評判も調査して詐欺副業かの判断なども行うので、投資に興味のある方は最後までお付き合いください。
マスターズバンク(Masters Bank)とは何なのか?

マスターズバンク(Masters Bank)とは、「毎月20%ずつ資産が増える」というキャッチコピーを謳っている、投資サービスです。
紹介ぺージでは、「完全自動で利益が発生する」「今日からあなたのお仕事は口座を確認するだけ」など、信じられないような内容が紹介されています。
紹介ページの内容をまとめると、以下の通りです。
- 毎月20%ずつ資産を増やすことが可能
- 10万円預けるだけで1年で90万・2年で800万・3年で7000万になる
- 預けた後は完全放置でOK
- 投資に特化させた独自AIが自動で資産を増やしてくれる
- 新規口座開設者を完全無料で募集中
どれも信じられないような内容が記載されているのですが、特に最後の「完全無料」という文言がネット上で「怪しい」と言われている理由となります。

この内容が本当なのであれば、私も是非参加したいほどですが、流石にすぐには信用できません。
マスターズバンク(Masters Bank)に登録して潜入調査してみた


マスターズバンク(Masters Bank)のサービスは、AIを用いた投資の自動運用であると紹介ページ内で明記されています。
しかし、一言に投資といっても株式・FX・仮想通貨・不動産と、その種類は様々です。
AIを利用するということで不動産は無いでしょうが、投資の種類や詳しいシステムについては触れられておらず、サービスの詳細は分かりませんでした。
そこで、実際にマスターズバンクへと登録して、潜入調査で詳しい内容を調べることにしました。





マスターズバンクの登録は、紹介ページ内からメールアドレスを入力することで始められます。
スマホのLINE機能で登録できる
紹介ページでメールアドレスの登録を済ませると、LINEのQRコードが送られてくるので公式ページを友達登録します。


なので、スマホがあればマスターズバンクへの登録は可能です。
LINEのトーク機能を使ってやり取りを続けていくと、3つの動画が送られてくるのですべてチェックします。



LINEのやり取りや動画をチェックしても、サービスの詳細が分かりません。
唯一投資の内容が為替を利用したものだということは説明がありました。
為替とは、現金を直接支払わずに支払いをすることを指します。
手形や小切手などを用いて金銭を決済する方法などがこれにあたり、現金を直接輸送するリスクを避けるために生まれた古くからあるシステムです。
為替には、内国為替と外国為替の2種類があるのですが、テレビのニュースで「為替と株の値動きです」と言われている為替は外国為替のことを指します。



外国為替取引とは「外為(がいため)」とも呼ばれるFX投資のことですね。
しかし、あえて為替という言い方をしているあたり、何か誤魔化されている気がします。
マスターズバンク(Masters Bank)は有料コミュニティーへの参加が必要


マスターズバンク(Masters Bank)の登録を進めていくと、最終的に有料コミュニティーへと案内されました。
コミュニティーへの参加料は288,000円。
決して安い金額ではありません。



流石に月利20%のサービスが無料というのは信じていませんでしたが、あの紹介ページの文言では騙されたような感じがします。
マスターズバンク(Masters Bank)の特商法に基づく表記


マスターズバンク(Masters Bank)のサービスは、上の項目でも述べたように有料コミュニティーへの参加が必要です。
その金額も288,000円と安い金額ではなく、詐欺の可能性を考えておく必要があります。
そういったサービスを利用する前には、特商法に基づく表記の確認がオススメです。
特定商取引法(特商法)は、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。
具体的には、訪問販売や通信販売等の消費者トラブルを生じやすい取引類型を対象に、事業者が守るべきルールと、クーリング・オフ等の消費者を守るルール等を定めています。



つまり、この特商法に基づく表記をしていない会社は、クーリングオフや問題が起こった時の対応などをする気がない会社であり、詐欺の可能性が高いと言えるのです。
マスターズバンク(Masters Bank)には特商法に基づく表記がある
マスターズバンクの紹介ページを一番下までスクロールすると、特商法に基づく表記に関する記載が見つかります。
内容は以下の通りです。
運営統括責任者 | 甲斐雅人 |
住所 | 長野県岡谷市川岸東5-16-34 |
メールアドレス | kai@mbankrnck.com |
商品の引渡し時期 | お申込み完了後、ご登録のメールアドレス宛にご連絡します。 |
表現及び商品に関する注意書き | 本商品に示された表現や再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証したものではございません。 |
特商法の表記には、運営会社名・代表者名・所在地・連絡先の4項目の記載が義務付けられています。



連絡手段は、登録時に設定したLINEのトーク機能を使うとしても、運営会社の記載がない点や登録されているメールアドレスも企業のものとは思えない点なども含めて、少し怪しく感じます。
マスターズバンク(Masters Bank)開発者の甲斐雅人とは?


次は、特商法に基づく表記にも記載されていたマスターズバンク(Masters Bank)の開発者兼代表者、甲斐雅人という人物について触れていきます。
紹介ページ内には、甲斐氏の簡単なプロフィールが紹介されていました。


「国内メガバンクに10年勤務」「外資系ファンド企業に約8年勤務」「50億以上の利益を達成」と、中々の経歴が紹介されていますが、ネットやSNSで検索しても甲斐氏らしき情報は見つかりませんでした。



最低限現在所属する会社の情報くらいは、知りたいところですね。
これでは、紹介ページの経歴を確認することができません。
マスターズバンク(Masters Bank)の口コミや評判


マスターズバンク(Masters Bank)の潜入調査は、有料コミュニティーへ案内された時点で終了したのですが、もし参加料を支払ったとしても十分なリターンがあるのであれば、有用なサービスだと言えるでしょう。
そこで、ネットやSNSを利用してマスターズバンクの口コミや評判を調べることにしました。
もし本当に月20%の利益が出るのであれば、利用者の書き込みが見つかっても良いはずです。
残念ながらSNSやネット上には、マスターズバンク利用者らしき書き込みは見つかりませんでした。
見つかったのはこの記事のような詐欺検証の記事ばかりであり、その内容もネガティブなものが多い印象です。



これでは、サービスの実績確認が取れませんね。
そんな状況では、28万円以上の利用料を支払う気にはなれません。
【まとめ】マスターズバンク(Masters Bank)は詐欺で怪しい危険な感じがある
この記事では、マスターズバンク(Masters Bank)が詐欺の可能性がないかや、代表兼開発者の甲斐雅人という人物について紹介してきました。
特商法に基づく表記がある程度記載されている点や、甲斐氏が顔出しで広告に出ている点から、詐欺の可能性は低そうに思えます。
しかし、紹介ページ内で「完全無料」という記載があったにもかかわらず有料コミュニティーへの参加が必要な点、口コミや評判を調べても利用者による書き込みが見つからない点などから、危険な怪しいサービスである可能性も少なからずあるのです。
最低でも、SNS上などで実績の確認ができてから、参加するかを検討するべきでしょう。
コメント